こんにちは。RANDYです。飛行機に乗られる皆さんは、マイルを貯めておられる方がほとんどだと思います。
マイルの利用方法はいくつかありますが、やはり最もお得なのは、特典航空券に交換し、タダで飛行機に乗ることでしょう。
さて、今回は、貯まったマイルを利用して特典航空券を購入し、しかも、本来であれば2往復分のマイルが必要であるにもかかわらず、1回分のマイルで海外を2往復する方法を紹介したいと思います。
なお、RANDYが普段、ANAマイルを大量に獲得するために利用しているクレジットカードは、「ANA VISAワイドゴールドカード」と、「ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)」の2種類です。
これらのクレジットカードを用いることにより、飛行機に乗らずしても大量のマイルを獲得することができます。
いずれも以下の記事で詳細に紹介しておりますので、よろしければご覧くださいませ。
https://randy-blog.com/creditcard/anavisagold201907
https://randy-blog.com/airline_mileage/ana-soratika
なお、当ブログ『RANDY-BLOG』のYoutubeチャンネル『RANDY-VLOG』では、マリオット・ボンヴォイの系列ホテルを中心としたホテル紹介、ホテルラウンジレビュー、国内や海外を問わず、これまで旅行した場所のご紹介、ビジネスクラスやファーストクラスのフライトレビュー、空港ラウンジレビューなどを中心に、旅を楽しくするための情報を発信します!
ぜひご覧くださいませ!
Contents
そもそもマイル(マイレージ)とは
マイル(マイレージ)は、簡単に言うと、航空会社のポイントサービスです。
ANAの場合、「ANAマイレージクラブ」という無料のマイレージプログラムに参加すると、マイルを貯めることができます。
マイルを貯める方法は、代表的なものとして、
・原則的には、飛行機に乗って移動した距離分が貯まったいく方法、
・航空会社と提携しているクレジットカードを発行して使用することにより、利用額に応じたポイントを得て、得られたポイントをマイルに変換する方法、
・インターネットのポイントサイトで貯めたポイントをマイルに変換する方法、
などがあります。
貯まったマイルは、
・特典航空券を購入したり、
・座席アップグレードに利用したり、
・通常の航空券を購入する際の割引に利用したり、
・空港でラウンジを利用する際に利用したり、
することができます。
これらの中でも、マイルの利用方法として最もお得なのは、もちろん、特典航空券の購入です。
また、座席アップグレードもお得ですよ。
RANDYは、メキシコ出張の際に、往路の成田→ヒューストン便と、復路のメキシコシティ→成田便を、それぞれ28000マイル使ってビジネスクラスにアップグレードしました。
合計56000マイルを使用しましたが、12~14時間のフライトをビジネスクラスに変更した結果、とても快適でした。
特典航空券ってどんな航空券?
特典航空券とは、貯まったマイルを交換して得られる航空券のことです。
特典航空券は、航空券の料金自体は無料ですので、購入時には、空港使用料等の諸費用がいくらかかかるのみとなります。
このように、実質的にはほぼ無料で航空券を手に入れることができるため、マイルを貯める価値はとても高いといえます。
なお、特典航空券は、各フライトで数に限りがあります。
そのため、繁忙期の人気路線では、かなり特典航空券を取ることが難しいです。
しかし!ANAのマイルを使って『国際線』特典航空券を取る場合には、以下の裏技がおすすめです。
この方法であれば、繁忙期の超人気路線であっても特典航空券を取ることができる可能性が格段に上がります!
ぜひご覧くださいませ!
特典航空券の購入に必要なマイル数は?
それでは、実際に特典航空券を手に入れるために必要なマイル数を確認しましょう。
国内線の特典航空券に必要なマイル数
国内線の特典航空券は、シーズンによって必要マイル数が異なるものの、10000マイル以上であれば、国内線の往復の航空券が手に入ります。
なお、通常の国内線の航空券は、75日以上前に購入したり、株主優待券を利用したりすることによって、片道10000円以下で購入することも可能です。
そのため、元々簡単に安価で航空券を入手できるような区間に対しては、マイルを利用して特典航空券を入手するよりも、直接、通常の航空券を購入した方がお得感があります。
ですので、一般に、貯まったマイルを利用して特典航空券を入手する場合は、
・急な用事で国内線に乗らなければならなくなったときや、
・国際線(できればビジネスクラスやファーストクラス)に乗るとき、
がおすすめです。
国際線の特典航空券に必要なマイル数
一方、国際線の場合は、航空券の値段がそれほど安くありませんし、欧米などの遠方に向かう場合には、長時間のフライトが辛いため、エコノミークラスではなく、ビジネスクラスを利用したいですよね。
このような場合に、特典航空券を入手できれば、非常にお得になります。
まず、国際線の特典航空券は、上記の地図に記載されているように、Zone(ゾーン)ごとに必要となるマイル数が分けられています。
具体的には、日本発の特典航空券は、Zone2である韓国へのエコノミークラス往復15000マイルが最も必要マイル数が少なく、Zone7の欧州へのファーストクラス往復165000マイルが最も必要マイル数が多く設定されています。
Zone2やZone3は、それほどフライト時間が長くないため、エコノミークラスでも充分ですね。
特典航空券の購入方法
それでは、実際の購入画面を説明します。
まずは、ANAホームページのトップ画面から、「国際線航空券」のタブをクリックし、「検索条件を追加する」のボタンを押しますと、「特典航空券」と書かれたボタンが出現します。
「特典航空券」のボタンをクリックすると、旅程を入れるページに移動します。
ここでは、たとえば、大阪-台湾の往復を入力してみました。
10月ごろの過ごしやすい時期の週末に弾丸で行けるでしょうか。
無事に空いてました。
往路は、朝6:30に関空から羽田に向かい、羽田から台北に向かって、12:30に着くみたいです。
復路は、13:30発なので、24時間以上遊べますね。
必要マイル数も20000マイルです。
これでよければ、「次へ」のボタンを押して確認画面に移動します。
後は支払画面に進むのみですね。
ちなみに、特典航空券ではなく、通常の航空券を予約した場合にいくらかかるかも調べてみました。
このように、近場の台湾にエコノミークラスで往復するだけでも、10万かかるんですね。
それを、20000マイルと諸費用分の12530円で行けるんですから、相当お得です。
ですので、もしまだマイルを貯めていない方がいらっしゃれば、ぜひこの機会にマイルを貯めて、特典航空券の購入に充てることをお勧めします!
<本題> 1回の必要マイル数で、海外を2往復する方法
さて、ここからが本題です。
これまでで、特典航空券がいかにお得であるかご理解いただけたかと思いますが、次は、1回の必要マイル数で海外を2往復する方法を説明します。
これには、途中降機(ストップオーバー)と、乗り換え(トランスファー)という制度を利用します。
途中降機(ストップオーバー)、乗り換え(トランスファー)とは
「乗り換え(トランスファー)」とは、目的の国(空港)へ直行するのではなく、途中で他の空港に立ち寄り、24時間以内に別の飛行機に乗り換えることをいいます。
「乗り継ぎ」、「トランジット」という言い方もしますね。
ANAの場合、「乗り換え(トランスファー)」は、
・日本国内で往路・復路各2回まで可能
・日本以外で往路・復路各2回まで可能
というルールが設けられています。
一方、「途中降機(ストップオーバー)」は、乗り換え地で24時間以上滞在することをいいます。
ANAの場合、「途中降機(ストップオーバー)」は、
・日本発・海外発ともに途中降機は、目的地以外に往路・復路いずれか1回可能
となっています。
乗り換え、途中降機の際の空港の制限
「乗り換え」と「途中降機」には、回数以外にも、たとえば以下の制限があります。
(1)出発地からの必要マイル数が最も高い地点を目的地とすること。
すなわち、2回の海外旅行を、それぞれ、Zone2の韓国と、Zone3の台湾にする場合、Zone3の必要マイル数が適用されます。
(2)往路・復路それぞれの最初の都市、または最後の都市を経由するような経路となる地点を目的地にすることはできない。
すなわち、1回目の海外旅行で関西空港を出発空港として韓国と台湾に旅行する場合、途中で関西空港に帰ってくることはできず、2回の海外旅行の最後に関西空港に帰って来なければいけません。
(3)往路到着地と復路出発地が異なる場合、同一エリア内であることが必要。
すなわち、1回目の海外旅行の目的地と、2回目の海外旅行の出発地が同一エリア(すなわち日本)である必要があります。
ほかにもいくつか制限がありますが、主なものは上の3点です。
具体例 韓国と台湾に1回分のマイル数で旅行する場合
それでは、「乗り換え(トランスファー)」と「途中降機(ストップオーバー)」を利用する方法を具体的に説明します。
まず、結論から。以下の旅程をご覧ください。
今回は、一例として、韓国と台湾に、5月と6月に旅行するプランを検討してみました。
よりお得になるように、ビジネスクラスを選択しています。
1回目の旅行の目的地は、韓国(ソウル)です。
5月11日(土)の11:10に関西空港を出発し、13:00にソウル空港に到着します。
ソウルでは、約22時間滞在し、羽田空港に帰国します。
22時間の滞在ですので、「乗り換え(トランスファー)」です。
また、目的地が羽田になっており、関西空港ではありません。
なお、羽田から大阪までは、別便を手配する必要があります。
何でもいいので、LCCでも電車でもOKです。
要するに、本当の目的地は韓国(ソウル)ですが、旅程上の便宜上の目的地は、羽田です。
羽田に向かうために、韓国で乗り換えたことになっています。
次に、2回目の旅行の目的地は、台湾です。
6月15日(土)の10:05に羽田空港を出発し、12:30台北空港に到着します。
台北では、約25時間滞在し、羽田空港を経由して、関西空港に帰ります。
25時間の滞在ですので、「途中降機(ストップオーバー)」です。
なお、この2回目の旅行では、羽田空港が出発空港になっているため、その日の午前中に大阪から羽田まで別便で向かう必要がありますが、これもLCCでも電車でもOKです。
また、目的地が関西空港になっており、羽田空港ではないため、羽田を経由して地元の大阪まで帰ることができます。
今回は、すべてビジネスクラスで旅程を組んだので、43000マイルと諸費用がかかります。
往路、復路ともに、大阪-羽田間の交通費がかかりますが、もしもすべて通常の航空券で手配したなら、4回ビジネスクラスに乗るので70~80万円ほどになります。
1回分の必要マイル数で海外を2往復する必殺技まとめ
いかがでしたでしょうか。
この方法では、マイルを貯めれば、1回分の必要マイル数で2回の海外旅行が楽しめてしまいます。
韓国と台湾以外にも、ルールさえ満たしていれば、いくらでも旅程は組めますので、ぜひ色々試してくださいね。
なお、当ブログ『RANDY-BLOG』のYoutubeチャンネル『RANDY-VLOG』では、マリオット・ボンヴォイの系列ホテルを中心としたホテル紹介、ホテルラウンジレビュー、国内や海外を問わず、これまで旅行した場所のご紹介、ビジネスクラスやファーストクラスのフライトレビュー、空港ラウンジレビューなどを中心に、旅を楽しくするための情報を発信します!
ぜひご覧くださいませ!